【お客様の事例】カラダづくり 3ヶ月集中コース

手足が長く、一見スラリとした体型のAさん(53歳)。
前にお腹が突き出ているような、ぽっこりお腹がお悩みとのことで、3ヶ月集中コースをスタートしました。


【初回オリエンテーション】

まずは、今を知ることから。体組成計で身体の数値を確認し、普段の生活をお伺いしました。
そして、身体の柔軟性や筋力の度合いを知るため、開脚など簡単な動作をし、一緒に弱点を探っていきました。

《 体組成計で測定 》

開始前
体重
59.90 kg
体脂肪率
31.1 %
体幹部 体脂肪率
30.2 %
筋肉量
38.8 kg
おへそ周り
86 cm
くびれ周り
78 cm

《 ライフカウンセリング 》

テニススクールに週2.3回通っていて、日常的に運動習慣がありました。
食事面では、食べ物の知識があり、バランスを考えて食べていたため、総合的に健康志向が高い印象でした。

《 血液データカウンセリング 》

データをお持ちでなかったため、実施していません。

《 身体の柔軟性チェック 》

開脚、スクワット、バランスボールでの動きから、2つの弱点がわかりました。
◆ 下半身と背中の筋肉が弱い
◆ 骨盤から背骨にかけて、柔軟性がない

《 からだシミュレーションの目標設計 》

Aさんは、ぽっこりお腹がお悩み。
そのため、体重-5kgなど数値の目標ではなく、『お腹を今よりスッキリさせる』という見た目の変化を目標としました。

Aさんのぽっこりお腹の原因は、大きく3つ。
1.  遺伝と体質
過去に受けたDNA検査で、いわゆるりんご体型と診断されたとのこと。
そのため、もともとお腹周りに脂肪がつきやすいタイプ。

2. 普段の姿勢の悪さ
腰が弱く、起き上がる腹筋運動ができないAさん。
姿勢を支える腹筋と背筋が弱かったため、猫背になりぽっこりお腹が目立っていた。

3. 筋肉の衰え
有酸素運動の要素が強いテニス。
脂肪の燃焼には効果があるが、筋力強化はできず、体型維持ができていなかった。

1の遺伝と体質はもともと持っているもので、変えられません。なので、2と3を今後3ヶ月で変えていくことになります。

◆ 日々の生活を記録する「ライフログ」
◆ 身体の弱点克服の「動く」

このカラダづくりの2つの軸を使って、3ヶ月の実践スタートです。


【2回目以降】

2回目以降は、前回から来店時までの日々の記録「ライフログ」をもとに、その日の体調に合わせた「動く」トレーニングをしていきます。

《 ライフログ 》

食事面では、疲れて食欲が落ちることがあるなど、初回だけではわからない部分が見えてきました。
詳しく話をお伺いしたところ、テニスが週4回に増えると、疲れがどっと出るとのこと。運動量と筋肉量に対して、筋肉に必要なたんぱく質が不足していることがわかりました。

そこで、食事面での改善点を2つ追加しました。
● 筋肉に必要な量のタンパク質を摂る
● 疲労回復のため、ビタミンを摂る

《 動く 》

初回で見えた弱点克服のために、3つの運動をセレクト。
● 柔軟性を高めるストレッチ
● 筋力強化のため、ケトルベルトレーニング
● 腹筋・背筋強化のため、バランスボールやマットの上での体幹トレーニング

まずは、動きの練習をしながら、なぜこの動きが必要なのか、どこに意識を向けるのかなど、目的を理解していただきながら、正しく安全にトレーニングを一緒にすすめていきます。

慣れてきた中盤以降は、目的は同じでも、少し難しい動作や扱う重さを変えたり、体力に合わせてアレンジしていきます。

毎週サロンに通っていると、体調の悪い日や疲れている日もあります。
その場合は無理に運動はせずに、疲労やコリをほぐすためのリンパマッサージを施術します。
マッサージで触れた時、首の強いコリが気になりました。それをお伝えしたところ、事故で頭を強打した過去があるとのこと。
そこで、弱くなっている筋肉強化のため、自宅でできるトレーニング方法をお伝えし、実践してもらうことにしました。

3ヶ月コースでは、1つの目標に向けて回数を重ねるため、新たに見つかった問題点などは、その度に軌道修正していきます。


カラダづくりを開始し、1ヶ月半が経過した頃には、変化を感じ始めたAさん。
コース途中でも、このような声を頂きました。

・お尻がぷりぷりしてきた
・去年買ったズボンがブカブカになった
・ブラジャーのアンダーサイズが小さくなった
・頻尿が改善された
・トレーニングした日は、おしっこの回数が増える

3ヶ月目に入った頃には、「後ろ姿が若返った!」とまわりから言われるように。


【3ヶ月の結果】

Aさんの目標『お腹を今よりスッキリさせる』は、無事に達成!

もともとテニスをしていて運動習慣があり、食事バランスも良好だったAさん。
3ヶ月を通して、テーマは2つ。
◆ 筋肉と疲労回復のための、たんぱく質とビタミンの摂取
◆ 筋力と柔軟性克服のための、ストレッチと筋力トレーニング

《 成功に繋がったAさんの努力ポイント 》

◎ サロン来店時だけでなく、宿題とした自宅でのトレーニングの実施。
◎ 日常的な食事のコントロール以外にも、プロテインとビタミンのサプリで必要量をきちんと摂取。
◎ コース以外のグループレッスンなど、積極的なトレーニングの参加。

《 3ヶ月コースを終えて Aさんの感想 》

3年間テニスをしていても変わらなかったお腹が、随分変わりました。このまま続けて、さらに磨いていきたいです。また、筋肉がついたことで、テニスのプレーにも良い影響が出てきました。
ケトルベルトレーニングが中心でしたが、お腹だけでなく、脚や背中など他のパーツも見た目やサイズが変わったので、効果を感じました。

《 開始から3ヶ月後の数値の変化 》

開始前
3ヶ月後
結果
体重
59.90 kg
58.95 kg
-0.95 kg
体脂肪率
31.1 %
24.8 %
-6.3 %
体幹部 体脂肪率
30.2 %
20.0 %
-10.2 %
筋肉量
38.8 kg
41.6 kg
+2.8 kg
おへそ周り
86 cm
83.5 cm
-2.5 cm
くびれ周り
78 cm
75.5 cm
-2.5 cm

今回、数値での目標はありませんでしたが、結果として体脂肪率の減少筋肉量の増加という、理想的な結果となりました。

3ヶ月間の前半、1週間に0.1〜0.2kgのペースで着々と筋肉量を増やしていました。しかし後半は、増えたり減ったり不安定に。大人のカラダづくりは、ここで頑張り過ぎない事が大切。
変化が数値に現れない時は、誰でもやる気が落ちるものですが、 一緒にライフログをしっかり見直しました。Aさんは上手に頭を切り替えながら、主体的に取り組んでくれたのも結果に繋がったポイントのひとつです。

ちなみに、体脂肪率から脂肪の重さを換算してみると、
◆開始前:59.90kg × 31.1% = 18.63‬‬kg
◆終了後:58.95kg × 24.8% = 14.63‬‬kg
と、なんと4kgの減少でした!
スーパーで売っているお肉をイメージしてみてください。4kgって、かなりのボリュームですよね。いかにスッキリしたかがお分かりいただけると思います。

また、内臓脂肪と骨量にも変化がありました。
内臓脂肪スコア:6.5 → 4.0(50代平均:9.5以下)
骨量スコア:2.4 → 2.7(50代平均:1.0~2.0)

もともと50代平均より良いスコアでしたが、さらに良い方向へ。中性脂肪の低下は、生活習慣病の予防。骨量の増加は、骨粗しょう症予防。と、将来可能性のある病気の予防にも繋がりますね。

3ヶ月継続してカラダづくりに取り組むことで、変化を実感できるだけでなく、停滞期の向き合い方やご自身の強みと弱点、毎日の暮らしでできることなど、自分で身体のコントロールができるようになります。趣味のテニスを楽しみながら、食事と筋力トレーニングで体型維持やスタイルアップを目指してもらえたら嬉しいです。