【お客様の事例】促す 香りカウンセリング

外資系企業に勤めるJさん(40歳)。

仕事は、大きな金額を扱うことや英語での文書のやり取りが多く、非常に神経を使う状況。さらに、会社は人手不足で、日常的に激務。

プライベートでは、1年ほど前に結婚。引っ越しを2回したこともあり、大きく環境が変わったタイミングでもありました。また、不妊治療のため病院に通っていて、仕事とプライベートと不妊治療の両立のため、とても忙しい様子でした。

不妊治療のためには、カラダづくりをオススメしたいのですが、忙しい時や気持ちに余裕のない時は、どうしても難しい。そのため、一番手軽な「促す」香りカウンセリングを選びました。


香りカウンセリングは、それぞれ身体の機能に効果がある、6種類の香りを使用します。その香りをひとつずつ嗅いでもらい、好きな香りから順に並べていただきます。

《 Jさんが選んだ 好きな香り 》

1番目が呼吸器系、2番目に脂肪分解やむくみに効果のある香りを選びました。
好きな香りは、今身体が求めているものを示してくれます。当日の体調など、自覚症状がある箇所と一致するのが一般的です。

選んだ香りに合わせて伺うと、このところ風邪気味で、喉が痛い日があったとのこと。喉の痛みには、気管支の粘膜を増やす効果のある1番目に選んだ呼吸器系の香りが合います。

また、もともとリンゴ型体型で内蔵脂肪が多く、ぽっこりお腹がお悩みのJさん。会社の飲み会が2回あり、普段と比べると飲み食いが多かったとのこと。体重が過去最高、 内臓脂肪の数値が増加、お腹のハリの自覚症状がありました。
内臓脂肪が増えたお腹には、脂肪やガスなどの老廃物が溜まっているため、脂肪分解や排泄を促す効果のある2番目の香りがぴったり。

好きな香りは、今身体が必要としている香り。この日の体調に合う香りを選んでいることがわかります。

《 Jさんが選んだ 苦手な香り 》

反対に苦手なのは、睡眠やうつに効果のある香りでした。
苦手な香りは、自覚症状がないにもかかわらず、実は問題になっているものを示してくれます。症状や状態に波があったり、言われてみれば!という部位や症状が見えてきます。

土曜日に来店したJさん。その週の平日はイレギュラーな仕事で、かなりストレスがかかっていた様子。いつもは温厚な性格ですが、 仕事や家庭だけでなく、妊活中のストレスも重なったためか、 口調が激しくなり、家族に当たってしまうこともあるようでした。
家族の中でも、特にご主人に怒鳴ってしまうようで、感情的になっては反省するの繰り返し。ご自身で「主人がかわいそう」と言っていました。

睡眠については、日によって眠れないこともあるけれど、この日は連休の前日で、よく眠れたそう。ただ、話をしているうちに、「今まではすぐに眠れたのに、最近は眠れなくて困っていた」と、思い当たる節が見えてきました。

また、一般的に生理中は香りの感じ方が変わります。当日生理中だったため、「また日を改めて、 苦手と感じた香りを試してみたい」とのことでした。


《 ストレスケアの香りカウンセリング 》

カラダの香りカウンセリングで、「睡眠やうつの香りが苦手」と選んだJさん。
念のため、ストレスの度合いを確認する、ストレスチェックが目的の香りカウンセリングも行いました。

身体チェックでは、香りは6種類ですが、ストレスチェックは、約20種類の香りを使用します。ひとつずつ香りを嗅いで、好きか嫌いかなど思ったことを言葉にしていただきます。

《 ストレスによる体の不調 》

香りカウンセリングの結果、ストレスが原因の身体の不調は3つありました。
◆右目が疲れやすい、長時間のパソコン使用によるドライアイ
◆疲れると喉がつかえる感じがある
◆最近眠れないことが多い

ストレスは、感覚器に現れやすい傾向にあります。
眼の疲れは、マイナートラブルとしてよくあるので、見逃してしまいがちです。しかし、ストレスが原因とわかると、そこが指標になります。右目が疲れてきたら、目だけでなく身体を休ませる。そんなコントロールができるといいですね。
香りでは、「眼の疲れ=脳の疲れ」と判断することもあります。眼の疲労をとるだけでなく、頭からリフレッシュできると効果的です。

身体の不調として自覚症状があった。ただの風邪ではなく、ストレスが影響していることがわかりました。こちらも右目と同様に、日常的に少し意識することが大切です。
また喉は、甲状腺と捉えることができます。実際、Jさんは喉がつかえるような詰まる感じがあり、首まわりを揉むと楽になると話していました。
甲状腺は、全身のホルモン調整に関わるところ。エネルギー調節の源なので、ストレスがかかると身体に影響が出やすい部分でもあるのです。

そして、カラダの香りカウンセリングで、問題となった睡眠。やはり、ストレスが影響していました。
イライラや睡眠不足は、妊活に影響するため、課題となるポイントです。

《 ストレスケアの香りカウンセリングの結果 》

ストレスが高い日常であるものの、うつ状態やうつ病に近いなど、深刻なほど深いものではありませんでした。ただ、日常生活でのストレスは高いため、気分転換や休むことが大切な状態。

好きな香りを嗅ぐと、「あー幸せ」「ピンクなイメージ、ピンク大好きです」「幸せになれれば」という言葉が。精神的に甘えたい、少し寄りかかりたい、という意識が垣間見えて、周りに相談できず、1人でいろいろ頑張っていたのではないかと思います。

また、潜在的に女性らしさや女性としての幸せ、母性などを求めていました。不妊治療中なこともあり、それが影響している可能性が高いです。
本当は妊活に集中したい。でも不妊治療のためのお金は必要。身体のためには仕事を辞めたいけれど、やめられない。専業主婦が羨ましい。そんな葛藤がストレスに繋がっているようです。


忙しい毎日の中で、しっかり休むことや身体のケアをすることは大変。
しかし、少なからず身体にはトラブルが生じています。ただの風邪と思っていた喉の症状が、ストレスの影響があることもわかりました。

ストレスの重なる状況とわかっても、そんなに簡単に環境は変えられません。だからこそ、身体のマイナートラブルやちょっと疲れたな、という身体のサインに気づくポイントがわかると、少し休もう!気分転換しよう!など自分でコントロールできるようになります。

香りは身体やストレスチェックだけでなく、1日に3〜4回嗅ぐことで、リラックスしながら、身体の機能の改善を促す効果があります。Jさんにも、香りを使ってもらうことにしました。

嗅覚を通して、脳に直接働きかける香りだからできること。

香りは、その日の体調や気分、環境などで、感じ方が変わります。
「食事に気遣ってる場合じゃない」「運動をする余裕がない」
そんな時にこそ、香りでトラブル予防に繋げてほしいです。